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生理湾曲について詳しくご説明しています


腰椎椎間板ヘルニアの治療で大切なのは、根本の原因を解消することに他なりません。また、椎間板は背骨の正しい湾曲が変形してしまうことにより、腰椎にかかる負担が大きくなり、ヘルニアを発症する一つの要因になります。

背骨には本来の姿である自然な生理的湾曲があります。頚椎から胸椎、腰椎の主に3つの湾曲があり、それらが身体にかかる様々な外圧を分散させて、骨にかかる力を解消することができます。

そして、この背骨が描く理想のカーブをS字カーブといいます。側面から見た場合のイメージですが、正面を左側に捉えて見た場合、首の背骨が右に曲がり、腰の背骨が左を向いた状態です。以下の図をご覧ください。

■人間が本来描く理想的な姿勢



腰椎の部分は腹部に向かって20センチ以上湾曲を描いているのが自然といわれています。この状態から背中の側に曲がってくると、腰椎にある椎間板は圧迫を受け、徐々に潰れていきます。

またこの結果、椎間板は背中のほうに押し出されることになり、突出を起こして神経を圧迫することになるのです。これが坐骨神経痛です。

腰椎椎間板ヘルニアだけでなく様々な悪影響を起こしかねないのが背骨の湾曲です。この背骨の正しいアーチが崩れると、腰への負担は特に大きいために、ヘルニアの発症率が高まっていきます。

また、頚椎にもヘルニアは頻発しますが、猫背やストレートネックなどの症状が発展する場合が多いと言われています。このS字カーブを損なわないようにするには、やはり正しい姿勢の状態を維持することがもっとも大切です。

二足歩行を始めた人間の宿命とも言われる腰椎椎間板ヘルニアは、もちろん一生かからない方もいれば、すでに発症していても症状が全く無く、治療の必要が無いという場合もあります。

また最近は遺伝子の影響の研究が徐々に活発化してきています。このような状況で大切なのも、従来から言われている姿勢の悪化や運動不足、肥満などに注意することに他なりません。

無理をしない普段の生活を心掛ければ、腰椎椎間板ヘルニアは決して予防が難しいものではありません。ですので、日頃の生活習慣を正し、自己防衛を心がけるようにしてください。

中川式腰痛治療法