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腰椎椎間板ヘルニアにおける身長や体重の因果関係について

肥満と腰椎椎間板ヘルニアとの因果関係については、太っている人が腰痛や腰椎椎間板ヘルニアにかかりやすいかどうかについては、「そうだ」という意見もあるし、逆に否定的な説もあって一定していません。しかし、体重が重ければ、それだけ腰にかかる力が大きくなることは確かです。ある研究者が、腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた人について、手術直前の身長、体重を通常の人とくらべたデータを発表しています。

普通は背の高い人はそれだけ体重が増すことになるので、男性と女性で年齢ごとに腰椎椎間板ヘルニアで手術を受けたグループと、腰痛のない人のグループにういてのBMIが比較されています。高年齢群である50-59歳のグループを除いて、腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた人は、肥満していて身長が高いことがわかりました。なかでも20~29歳の女性では、腰椎椎間板ヘルニアで手術を受けた人のBMIは高いのに対して、腰痛のないグループでは明らかに低いことを示していました。

同じ研究者からの報告では、身長180センチメートル以上の男性は170センチメートル以下の男性の2倍、身長が170センチメートル以上の女性は、160センチメートル以下の女性の三倍もの腰痛の発生の可能性があると述べています。腰にとっては体重の重さもさることながら、身長の高いことも負担になりやすいということになります。もちろん、背が高いことに加えて太り過ぎということになると、腰痛の発生の可能性は、さらに大きくなるといえます。

一般的に美しいと思われる身長と体重のバランスによれば身長160センチメートルの女性なら、体重は44~52キログラムぐらいの範囲にあればよいことになります。身長160センチメートルとして体重48キログラムならBMIは18.75となります。BMIから見れば、腰のためにも美容上からも、せいぜい25以下に抑えたいものです。