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リハビリはとても大事です


腰椎椎間板ヘルニアの治療において、リハビリはとても大事な要素です。リハビリとは、肉体的、または精神的な外傷を負った患者さんが訓練をして、社会復帰を可能な状態にすることという意味がありますが、広義では社会で働きながら治療されている場合にも当てはまります。

腰椎椎間板ヘルニアのリハビリの目的は、腰周りの筋肉を強化すること、そして手術や入院、長い安静などにより運動機能の低下した脚の筋力を回復させることです。

腰周りの強化をするリハビリについては、腹筋と背筋が主な部位ですが、特にコルセットを長い間つけていたという方は充分に時間をとって毎日続けていくことが大切です。

また、脚力の回復のリハビリは、腰椎椎間板ヘルニアの手術後すぐにでも始めるべきであると言われています。これは、腰椎椎間板ヘルニアの手術をした直後は特に、足のしびれを取るようにしなければ、後遺症として残ってしまう場合が多いためです。

腰椎椎間板ヘルニアの術後数日間は、ベッドの上で過ごすという方は多く、そのまま筋肉を使わなければ日を追うごとに筋肉が衰えていきます。

重度の腰椎椎間板ヘルニアの症状があった場合は、車椅子、松葉杖や歩行運動まで段階を踏んで改善させていきますが、その間に負荷をかけない程度に筋肉を鍛えることが出来ればその時間を逃さないようにすべきと思います。

腹筋を鍛える具体的な方法として腹式呼吸があります。これは両足を肩の幅に開いてまっすぐに立ち、両手を臍下あたりの下腹部に当て、そのままの姿勢で鼻から息を吸い、口を小さくしてからゆっくりと長く息を吐きます。

このような動作を10回程度繰り返すだけで筋肉は活発になります。また、ウォーキングも効果が充分にあります。楽な姿勢で公園などをゆっくりと散歩するようなイメージですれば充分と思います。

またストレッチも必要です。特に足のストレッチによって筋肉をほぐし、血行をよくすることは、腰椎椎間板ヘルニアの改善を早めます。具体的な方法としては前屈がとても効果的です。ただ、前屈を行うのではなく少し傾斜をつけて行うことでより効果が期待できます。

やり方としては、少し厚めの本を置き、そこに足のつま先を乗せ、少し傾斜をつけた状態でゆっくりと前屈をしていきます。まずは、手の先が足の指に触れることを目標に毎日続け、ある程度出来るようになったら、更に傾斜をつけていきます。

目安としては1日30回を3セット程度行うことが良いでしょう。腰椎椎間板ヘルニアでしびれた太股の裏側や臀部を前屈によってストレッチしていけば、後遺症対策としてもかなり役に立つと思いますので、ぜひ、実践されてみてください。

中川式腰痛治療法